「賀川豊彦記念 松沢資料館は入口が良く分からなくて敷居が高かったのだが、パネル展がちょっと気になったので行ってみた」
「それでどうだった?」
「入口は2階でした!」
「ぎゃふん」
「実は内容は予想をはるかに超える面白さだった」
「どこが予想を超えたの?」
「神戸のスラムで貧民救済をしていたが、関東大震災が起きると船に支援物資を載せて東京に乗り込むとか。国策の満州移民で、満州基督教開拓村に関連して働くとか、世界的に活動していたり、優生思想に一時手を染めたり、スケールが違う」
「上北沢に資料館があるからと言ってなめてかかるとダメなのだね」
「そういえば、上北沢に来るにあたっては、富徳芦花の関係者の支援もあったらしい。いろいろつながっているんだねえ。賀川豊彦は文学【も】やってたからか」
「いろいろ関連性があるんだね」
「行って良かった」